#8 帰国して1週間、体感5秒だった。2024年締めレター！

今年もありがとうございました / 来年も一緒に楽しみましょうね

三田珠理 2024.12.28

こんにちは。いよいよ2024年も終わりますね。

長くお付き合いくださってるあなたも、今年知ってくれたあなたも、本年もたくさんお世話になりました。

2024年はあなたにとってどんな1年でしたか？

パリの植物園で見た桜、なんかうれしかった

私は人生の節目と言える1年だったなと、振り返って改めて思います。

2023年にスタートさせたフランス生活。当初は暮らすことで精一杯でしたが、2024年はこれまでの人生でいちばん歌というものに没頭できた気がします。痺れるような気づきも、喜びも、悲しみも、心と体でたくさん感じた1年だったなあ。

あと自他にやさしく、というかやわらかくなったと思う。もともとどちらかというとストイック人間で、結果に結びついているかはさておき（どんまい）仕事も歌もプライベートもカチカチッと筋道を立てて効率よく回していきたいタイプだったんですけど、日本とは対極のような時間が流れるフランスのカルチャーに身を置き、タスクも人間関係も極限まで絞って大事に向き合う時間が多かったおかげで大事にしたいものが変わってきた気がします。人をつくるのは環境だなとつくづく実感させられる1年でした。

そんなこんなで、帰国して数日。

今週は新生活の整理をしているうちにあっっっっっっっっという間に過ぎ去りました。新居に移る準備で現在段ボールに埋れて暮らしているのですが、とりあえずクリスマスケーキは食べられたのでオールオッケー◎

日本のショートケーキ、甘さがちょうどよくてすごい

久しぶりに食べた日本のケーキ、素材の質が全体的に高く安定していてびっくりしたなあ。フランスはたまに爆発的に美味しいケーキに当たるけど、そうじゃなくただ甘いだけな時もあるし、そこそこお高めなパティスリーで買ったケーキに大きな卵の殻が入ってて落ち込んだこともある……（トラウマ案件）

まだ生活を切り替えるのに精一杯で、ここ何日か歌う時間は満足にとれてないけど、合間にレッスンの録音を聞き返したり、自分でメモしたノートを見返したり、好きな音源を聴いたりして歌に思いを馳せています。焦らないと言ったら嘘になるけれど、多分こういう時間も私と音楽の距離を整えてくれたり、歌が熟成する時間になるんじゃないかなあ……なんて、私もだいぶ肩の力が抜けるようになったものだ。

というか、「歌うこと」と「人生」が、この1年でようやくちゃんと重なった感じがします。私のやることなすこと、食べたもの、見たもの聴いたもの、ぜんぶ私の歌になるんだよなあきっと。つまり、大事な人たちと心豊かに生きることそれ自体が歌につながるはず……ということで来年もたくさん美味しいものを食べて、好きな人たちといろんなものを見て笑って過ごすぞー！☺️