#5 推したい街が増えまして
こんにちは。12月も1週目が終わりそうと気づいてびっくりしました。師、走りすぎじゃない???
今年もあと本当にもうちょっと。忙しない年末、どう過ごされてますか?

メッス、サンテティエンヌ大聖堂。中のステンドグラスもすごくきれいだった
私は先週末久しぶりにパリから出て、1泊2日でフランス北東部、ロレーヌ地方のメッスへ行ってきました。日本の友人が数年前から暮らしている街で、以前から気になっていたのですがようやく訪ねることができてうれしかったです。メッス、めちゃくちゃよかった!
友人曰くメッスは「『地球の歩き方』にも1ページしか載っていないマイナー都市」だそう。だけど街並みは綺麗だし、通りも清潔だし(パリと比較して😉)どこも人が多くなくて穏やかで、私はかなり心地良いと感じました。
メッスの街並みで個人的に気に入ったのが建物の色。なんていうか、街全体が黄色いんですよ、メッス。

後方の建物の色味、これぞメッス色
話によると、メッスは古代ローマ時代から「ジョーモン石」という黄色い石が採れる地域で、街の建物にもその石が使われているんだそうです。パリではあまり見かけないやさしい黄色(パリの古い建物は基本的に白い)で、なんだかとても気に入ってしまった。
私が行った時期はちょうどヨーロッパ各地でクリスマスマーケットが始まったタイミング。メッスでも街の中心に5つのマーケットが開かれていたので巡らせてもらいました。歩いて回れるほどの範囲なので、犬も歩けばクリスマスマーケットに当たるレベルというか、食べて飲んで、ちょっと歩いたらまた違うマーケットが見えてくるみたいな不思議な感覚。
ただこの文化自体に馴染みが薄い私には5会場それぞれ何が違うのか正直わからなかったけど笑(友人曰く「あっちは食べ物中心」「こっちは食べ物もあるしそれ以外もある」くらいの違いだそうです)とにかくどこもいい雰囲気だったなー。

シュークルート・マイ・ラブ
メッスが属するロレーヌ地方のお隣はアルザス地方で、私はそこの名物であるシュークルート(発酵させたキャベツをハムやソーセージと一緒に煮込んだ料理)が大好きなのですが、マーケットの屋台で発見してめちゃくちゃテンションが上がりました。というか滞在してる間ずっと街の寒さに身体を硬らせていたので、温かい食べ物=救済でしかなかった……。ホットワインを飲む友人夫妻を尻目にあったかキャベツをひたすら頬張りました。
ちなみに旅の途中でドイツのトリーアという街のクリスマスマーケットにも足を伸ばしたのですが(メッスから車で1.5時間!人生初ドイツ!)こちらもとても美しく、ビビるほど寒かったです。フランスのマーケットほど華美でない、と友人が言っていたのですがわかる気がしました。なんかほっこりしてた。

寒すぎたせいで?着いて即スマホの充電が0%になったためほとんど写真撮れなかった。無念
友人がいなければメッスに行くことはなかっただろうし、なんなら名前も知らないまま日本に帰った気がする。けど、今やメッスは私のお気に入り都市のひとつになりました。
やっぱり何でも経験してみないとわからないものだな。プロ並みのツアーガイドを提供してくれた我が友には感謝しきりです。
帰国ライブに向けてワクワクソワソワしている話
さてさて、来年2月にギンザレコードで開催するレスリエライブの準備もちょっとずつ進めています。