#2 霧の週。Fred Herschのライブに行ってきた

ヨーロッパ最古のジャズクラブ / 板チョコ、おいしすぎないか / ライブの予約が始まりました

三田珠理 2024.11.16

こんにちは。お変わりありませんか。

先週1通目のレターを出した後、読んでくださった方からメッセージをいただいたり、いろんな方が読者登録をしてくださったり、温かい反響をいただけてなんだかほっとしました。正直に表現して、それを受け取ってくれる人がいるってやっぱりうれしいなあ。応援してくださる皆さま、ありがとうございます。

パリはもうすっかり冬になりました。連日「霧」の予報で、10度前後を行ったり来たり。近所のジェラート屋がいまだに繁盛しているのが不思議でしょうがありません（フランス人は季節問わず食後の甘いものが欠かせないってことなのかな？23時前後に店の外まで老若男女が並んでるのを何度か見かけて驚きました）。

寒くて外に出るのも億劫になりがちですが、今月は見たいライブが毎週のようにあるおかげでなんだかんだ外出しています。

フランスの古い店は外観がいちいち洒落てると感じてしまう日本人こと私。会場は地下2階でした。

先週はFred Herschのソロピアノを聴きに行きました。会場はLe Bal Blometというヨーロッパ最古のジャズクラブ（ということを帰ってから知った…1924年オープンでちょうど100年だそう）。2列目という至近距離で演奏を聴くことができて、1曲目からがっつり泣きました。年々涙もろくなるってマジですね。

Fred Herschという人の音楽の美しさが、表面的なものではなくもっともっと深いところにあることを全身で感じるひとときでした。なんというかこう、「美しい命そのもの」を見たような感覚だった（最適な言葉を探そうとするとオタク色強まりがち）。

満席だった。日本のセッションで知り合った方も偶然同じ場にいたようで（入れ違いで会えなかったけど）、狭い世界…！

それでいて終始チャーミングな人柄なのもいとおかし。MCでちょくちょく笑わせようとしてくるし（それも真顔で）、演奏でも観客の不意をついてきたりするし。人を楽しませるのが好きなんでしょうね。

たった一音で景色を初夏から真冬くらい一変させていたのも鳥肌モノだったな。本当に本当に素晴らしかったです。

さてさて、お酒があまり飲めない私にとって、フランスはもっぱら小麦とチョコレートの国。特にスーパーで買えるお菓子は日々のエネルギー源です。

Lindt : Tablette EXCELLENCE Noir Caramel A la Pointe de Sel

なかでも私がダントツでよく買ってるのがこのリンツの板チョコ、塩キャラメル味。

リンツの板チョコって種類めちゃくちゃあるんですけど、そのなかでも「もし私がリンツの社員だったら真っ先にこれを日本展開させたい」と思うくらいずば抜けて好きなのがこれです。なめらかなキャラメル風味のチョコレートに塩の粒が入ってて、甘塩っぱいもの好き（私）にはたまらんたまらん……。

1枚2€ちょいだし、スーパーの「2枚買ったら2枚目半額セール」のタイミングで買えれば結構お買い得。お土産にもしやすいと思います。というか写真の3枚、よく見ると1枚開封済みでして、これは私が3枚お土産用に買ったのに耐えかねて1枚自分で食べちゃってる図です。へへ。それくらいね、おいしいんですよ（あとで買い足すからゆるして）。

SNSでも先日お知らせしたのですが、来年2月に東京で帰国ライブをします！ワー！

（あ、なのでこのニュースレターでフランス暮らしの話をリアルタイムお届けできる回数って実はそんなに多くないんですよねええ…楽しみにしてくださる方がいたらごめんなさい！でも帰国後もレターは続けるのでよければ引き続きお付き合いください。リクエストがあれば振り返りもちょこちょこしていこうかなと思ってます◎）